2025年式のKLX230シリーズ専用のカスタムパーツを紹介します。
各社からパーツが発売されていますが、この記事では特にエンデュランス(Endurance)のカスタムパーツをレビューします。
この記事で紹介するエンデュランスのカスタムパーツ

2025年5月下旬にKLX230Sが納車されて6月上旬に北海道ツーリングに行くことにしました。急いでツーリング仕様にカスタムするために各社のカスタムパーツを探しているときにエンデュランスの製品にたどり着きました。
この記事では実際に取り付けた以下のパーツを紹介します。
ETC取付場所はかなり悩みました。「ETCケース」は結論として購入しませんでしたがKLX230シリーズのETC車載機取付場所の参考といただけるよう検討の経緯と商品情報を紹介します。
KLX230シリーズに取り付け可能なカスタムパーツ

(写真はエンジンガードとスキッドプレート装着時)
19年式のKLX230(2BK-LX230A)用社外パーツの流用も可能ですが
2025年モデルのKLX230シリーズ(KLX230/KLX230S/KLX230SHERPA/KLX230SM)に取り付け可能なパーツは他のオフロードバイクと比較するとまだまだ少ないです。

ハンドルやグリップなどの汎用パーツは2019年式用がそのまま使えるものもありますが、リアキャリアなどは19年式を25年式に取り付けようとすると「サイドカバーを一部カットする必要がある」などそのまま装着できない場合があります。
そんな中、エンデュランスからは2025年5月には2025年式KLX230シリーズ専用のパーツが何種類か発売されていました。

筆者はハンドル周りはダートフリーク瀬戸店で取り付けていただきました。ダートフリーク製品は他にも取り付けていますのであわせて別記事で紹介します
エンデュランスのKLX230(8BK-LX232A)専用パーツ紹介
それではエンデュランスのKLX230専用パーツを紹介していきます。
エンデュランスのリアキャリア
ロングツーリングといえば何はなくとも「リアキャリア」は取り付けたいです。
筆者は純正オプションのリアキャリアと迷いましたが結論エンデュランスのリアキャリアを購入しました。

純正オプションのリアキャリアを見送った理由
メーカーが販売している純正リアキャリアも良いですが以下の理由で見送りました。
- 値段の割に最大積載量が少ない (積載量3kg)
- 重心が高くなりそう


純正のリアキャリアはETC車載機の取付場所も兼ねているので社外製を選択するとETCの取付場所を考える必要があります。これに関してはETCケースのパートもご参考ください。
エンデュランス製リアキャリアの使用感
エンデュランスのリアキャリアにはとても満足しています。
取付は簡単で十分な積載量があります。
- 取り付けが簡単
- 十分な積載重量
取付け
ボルト4本を外して付属のボルトで締め付けるだけです。とても簡単です。

十分な積載重量 10kg
積載重量は純正キャリアの3kgに対してエンデュランス製は10kgもあります。
キャンプツーリングにも十分な積載重量でしょう。
筆者は北海道ツーリング用にGIVIの容量39Lのボックスを取り付けてみました。

落下防止の保険としてROKストラップでリアボックスとリアキャリアをしっかりと固定しました。3日分の着替えとお泊りセットなどを積載しても余裕のキャパシティで、重量的には容量39L程度ではエンデュランスのキャリアはビクともしません。

GIVI バイク用リアボックス E20NW (Amazon)

北海道ツーリングから帰ってきたあとはリアボックスは外してエンデュリスタンのドラムバックを取り付けています。

エンデュリスタン トルネード2 ドラムバッグM (Amazon)
リアキャリアの横幅が狭いので安定するか心配でしたが、ロングツーリングでもずれることがなく、しっかりと固定することができました。
エンデュランスのリアキャリアまとめ
パイプ径22φで太くて丈夫、積載重量の10kgは頼もしいです。
その割に見た目はスッキリしているので気に入っています。

価格は純正が19,140円に対してエンデュランスは17,600円とお買い得です

エンデュランスのスキッドプレート

林道ツーリングに行くなら飛び石などから車体下部のフレームとエンジンをガードするスキッドプレートは取り付けたいです。
純正オプションのスキッドプレートの納期
筆者はKLX230S注文と同時に純正オプションの樹脂製のスキッドプレートとフレームガードを注文しました。


ところが純正オプションパーツの納期が2カ月間程度かかることがわかりました。
納車翌月には北海道ツーリングを予定していましたので急いで社外パーツを探しました。
エンデュランス製品スキッドプレートの使用感
2025年5月時点で25年式のKLX230に取り付けられるパーツはエンデュランス製のみでした。
ステンレス製で車体の下部をガードしてくれます。取り付けはボルト3本で留めるだけなので非常に簡単でした。


オイル交換用の穴もあいているのでスキッドプレートを装着したままオイル交換ができます。
フレームガードはアリエクで購入した樹脂製のパーツがピッタリでした。

エンデュランスのスキッドプレートとアリエクのフレームガードを装着して北海道ツーリングに行ってきました。北海道ではフラット林道を何カ所か走りましたが直線が多いのでハイスピード走行になりがちでした。飛び石がスキッドプレートにガンガン当たる音がしましたので効果があったと思います。
エンデュランスのスキッドプレートまとめ
シンプルな製品ですが取付も簡単で車体下部をしっかりと守ってくれます。同じくエンデュランス製のエンジンガード(ペダルガード)と組み合わせればさらに防御力が高くなるでしょう。


7月中旬に純正オプションのスキッドプレートとフレームガードも届いたので予備パーツとしてキープしておきます。
エンデュランスのエンジンガード (ペダルガード)

林道ツーリングに行くならある程度転倒は覚悟しなければなりません。万が一バイクを倒してしまった場合に車体を守ってくれるのがエンジンガードです。エンデュランスからはペダルガードという名称で発売されています。

エンデュランスのペダルガードは商品としては”転倒した際にブレーキペダルとシフトペダルへのダメージを軽減する”と紹介されています
エンデュランス製エンジンガードの使用感
取付は少し大変でした。まず純正のエンジンブラケットのボルトを外すのに苦労しました。一度で外れなかったので潤滑油をスプレーして一晩おいてから再チャレンジでボルトを抜くことができました。取り付けはある程度両側の位置を決めてからボルトを締める必要があるので2人いたほうがラクだと思いました。筆者の場合は養生テープで反対側のガードを固定してからもう片側からボルトを差し込んで仮止めすることができました。

取り付けてから500kmほど走行しましたが特に重くなったような感触はありませんでした。重心が下がって安定するのか林道走行にはよいのかもしれません。
まだ転倒していないので効果はわかりませんが形状からすると立ゴケ程度であればペダルとエンジン周辺をガードしてくれそうに見えます。転んだらレビューを更新したいと思います。

取付マニュアルをみてわからないところがあったのでメーカに問い合わせをしたら爆速で回答していただけました。サポートがすばらしかったです。
エンデュランス製エンジンガードのまとめ

筆者はエンデュランスのエンジンガード(ペダルガード)とスキッドプレートを同時装着しています。両方あわせて車体下部を守ってくれる安心感があります。ペダルガードは黒いパイプになっていてパイプ径22φで太くて丈夫そうです。KLX230Sの車体色バトルグレーによく似合っていると思います。

エンデュランスのETCケース

最後はETCケースです。こちらの商品は購入には至りませんでしたので紹介だけします。リアキャリアのところでも述べましたがKLX230シリーズは純正のリアキャリア無しではETCの取付スペースがないので新車購入時に悩みました。
調べていたらエンデュランス製のこちらの商品を発見!
バイク屋さんに新車購入の見積をもらうときにこのETCケースの取り付けを相談したところ

KLX230Sはシート下にETCが格納できますよ
ということでしたので筆者の場合はコチラの製品は未購入です。
SNSなどを調べてみるとシェルパのかたでETCケース取付場所に苦労されているかたも多いようですので同じKLX230シリーズでも車種によって事情は異なるのかもしれません。
ETC車載機をシート下に設置した場合
筆者の場合はETC車載機をシート下に格納したので見た目はスッキリしていてよいのですが不便な面もあります。車載機にアクセスするにはシートを外す必要があるので工具が必要です。頻繁にETCカードを出し入れするかたは面倒になるかもしれません。
エンデュランス製ETCケースのまとめ
2025年8月現在 KLX230シリーズ用のETCケースとして唯一の商品です。車体後方左側を有効活用できる良いパーツだと思います。見た目もカッコよいです。

筆者はETC車載機をシート下に格納しましたが、不便ではあるので今後こちらの製品の導入を検討するかもしれません

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